レファレンスサービスとは
WikiPediaより引用
レファレンスサービス(reference service)とは、図書館利用者が学習・研究・調査を目的として必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員が情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を検索・提供・回答することによってこれを助ける業務である。また需要の多い質問に対してあらかじめ、書誌・索引などの必要な資料を準備・作成する作業もこれに付随した作業であると言える。
このレファレンスサービスは図書館の基本的かつとても重要なサービスなのですが、利用された方はあまりいないかもしれません。
レファレンス協同データベースとは、全国の参加図書館のレファレンスサービスで問い合わせがあった事例をデータベース化したもので、10万件以上の事例がネットで検索できます。
内容が多岐に渡るので、検索・閲覧していてとても興味深く、面白いです。
知的好奇心を刺激される事例が多数あり、図書館の見方がきっと変わるかと思います。
どんな問い合わせ事例があるのでしょうか?
こんな事例もあるよということで、面白かったもの(失礼!)をいくつか抜き出してみました。
魔法が使えるようになりたい
お母さんと一緒に来館した、6歳のお子さんからの質問への回答。図書館職員の方の奮闘と微笑ましい情景が目に浮かび、ほっこりします。
最後は○○○を作って、空を飛べた??ようです。エッセイに使えそうないいお話です。
一字の漢字で13文字の読み方がある漢字があると聞いたが、その漢字と読み方を知りたい。
こんな漢字があるんですね。よみがエグイ・・・。一体どんなシチュエーションで使われたのでしょうか・・・。
失恋しました…、心が癒される本を貸してほしい。
恋愛相談があるとは・・。高校男子生からのリクエスト。
西尾維新の「化物語」に登場する〈戦場ヶ原ひたぎ〉の名前は建築用語から?
アニメにもなっている人気小説のヒロインの名前に関する質問。回答プロセスに記載されている参照資料の量がすごい・・。
かわいいものを見た後は仕事の集中力が上がることが確かめられた学術論文の原報を直接読みたい。
かわいい猫を見て集中できましたか?
図書館の真髄を感じるデータベース
10万件以上にのぼる問い合わせ事例ですが、まだまだデータベースに載ってはいない事例が数十倍、数百倍はあるはずです。
図書館職員の知識と知恵が加わった文献検索には、ネットでの検索とは一味も二味も違う、図書館の真髄を感じます。
全国の図書館職員の日々の奮闘に感謝しつつ、有効に利用させて頂きましょう。